

楽しい? ふでばこさがしゲーム
本教材は、主人公ケントが「置いてあったはずのふでばこが見あたらない」と困っている場面から始まります。友達二人がいたずらで隠したという訳です。二人は遊び半分、つまり「いたずら」のつもりでふでばこを隠しており、このことを楽しい「ゲーム」と認識しています。最初は二人の「ゲーム」にノッたふりをしていたケントですが、「ゲーム」は何日も続き、うんざりした気持ちになってきます。こうした例のように、友達に「ドッキリ」のようないたずらをしかけて、反応を見て楽しむ様子が見られることがあります。
自分一人が何も分かっておらず右往左往する様を、他者から好奇の目で見られることは、強いストレスにつながります。これは楽しいイメージのある「ドッキリ」がはらむ問題かもしれません。なぜこうした問題が起こってしまうのか、人に見られることの心理を想像しながら話し合ってみてほしいです。



